Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第16章 ✵欲望
お風呂でリヴァイと体を重ねた後、ステラは拗ねていた。
「……なぁ、ステラ、」
「……」
布団にくるまるステラを見て、思わず口角が上がりそうになるリヴァイは何とかそれを制し、ステラの布団を剥ぎ取って自分も一緒にその布団の塊の中に入り込んだ。
「ぅわぁっ!………もう…」
「…おいステラ、何拗ねてる」
「……わかってるでしょう、兵士長さん」
「…ああ、風呂に響くお前の声に欲情して2回もやった事か?」
するとぼんっと音がするほど赤面したステラは、リヴァイの目を恐る恐る見た。
あの後2回やり、手も足も動かないようなステラに何とか服を着せて(リヴァイの服だった)布団まで運んだのだった。
「流石にもうやらねえよ………」
「…ん、」
頭を撫でると、目を細めて手に擦り寄ってくるステラに、なんて幸せなのかと思うと同時に、また明日からこいつと離れなければならないクソみたいな任務があることに苛立った。
「……会いに来い」
言うつもりはなかったが、また離れるのかと思うとリヴァイの口から着いてでてしまった。
「勿論、……と言いたいけれど……会いに行けるかな…」
「エルヴィンの野郎……ステラにまで仕事与えやがって………おい、そういえば」
「うん?」
「お前、壁外調査の前ミケのやつに何言われてたんだ?」