Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第15章 視野
翌日ステラはヴァ二と共にピクシス司令に会いに行き、壁が塞がれて3日後にエレンの面会は許された。
エルヴィンが鉄格子越しにエレンと話しているのを見ながら、俺は昨日ステラとした会話を思い出していた。
_______「お前はエレンを信用するんだな」
「ええ……きっと貴方はまだ信用しきれていないのだろうけれど……」
「信用もだが……お前が気にかけるような奴は気に食わねぇ」
「ヴァ二は別なのね?」
「あれは重症だ、」
「リヴァイも重症でしょう?」
「………お前もそうだろう」
「そうね」_______
あの後耐えきれずにキスしたが、すぐに後悔した。熱が回り、抱こうとしたもののエルヴィンに呼び出され叶わなかったからだ。早くこの状況を落ち着かせてステラを……
「…先程ようやく我々に接触の許可が降りた」
ステラの事を考えていたというのに、エルヴィンの声が無理矢理頭に入ってきた。あてつけに監視の奴を睨んだ。
エルヴィンがお前が鍵だと訴え、エレンのやりたい事を聞き出した俺は信用した訳では無いが、調査兵団入団を認めた。
そして、俺の‘演出’もありエレンは調査兵団に所属が決まった。