• テキストサイズ

Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】

第14章 指導


翌日、ステラさんは立体機動をつけていた。

「鬼ごっこしよう」

朗らかに言ったステラさんに、訓練兵は皆怪訝な顔をした。

「立体機動で逃げて。私がそれを追う。逃げる時は地に足がつかなければいい…捕まったら降りてきて」

「ステラ、君の部下達とは違う…君以外が空中に行ってからでいいな?」

「ええ」


何故鬼ごっこ?と思いながらも俺は宙に浮いて木につかまった。


始め、とキース教官が手を挙げた瞬間、そこにいたはずのステラさんはいなかった。何だ、と思って目を凝らすと左下の方にものすごい速さでこちらに迫る影があった。

ぞくっと背筋が震えるのを感じながらさらに遠くへ行こうと上へ上がると、もう既に捕まった人達が1、2…いや、20人は超えている!

早過ぎないか、と思いながら逃げていると、次々に皆捕まっていった。残るは10数人だろうか、
瞬間、目の前にステラさんが現れた。背後ばかりを気にしていていて全く前を気にしていなかった。


「え、」

にっこりと笑っている。非常にかわい…

「捕まえた」

肩に手を置かれた。と思ったらすぐに上へと飛んだ。


状況が呑み込めないまま地面に降りると、ライナーとベルトルト、コニー、サシャも同じくらいに降りてきた。

「やべえよあの人…」

「はあ、皆…」

アルミンも降りてきた。残るはミカサとアニだけだ。

「あの人、ぜっ…てぇ目100個付いてるぜ」

コニーが息を切らしながら言った。


暫くして、いや、2分ほど経ったあと、アニとミカサが降りてきた。

/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp