Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第14章 指導
2人が話している内容を聞いて、エレンは胸が熱くなるのを感じた。
強いと言われた、その事実で明日も頑張れるような気がした。
同じように考えている者が、今ステラに褒められたことについて話していた。
「おいエレン!俺は立体機動褒められたんだからな…!」
「はあ?うるせーよ、俺は強いって言われてたろーが!」
「やめなさいエレン」
「ミカサ!君すごい褒められてたじゃないか…!」
「そういうアルミンだってあの人に欲しいと思われている」
「…っ、それは、そのとても嬉しい…でもほら!マルコもじゃないか!」
アルミンは照れを隠すようにマルコの方に話をふった。
「えっ、えぇ…うん、たしかに嬉しいけど「本音を言えよマルコ!」…ジャン……うん、すごく嬉しい」
「でもマルコ、お前は調査兵団には入らねえんだろ?」
「ああ、そのつもりだったんだけどなあ…」
アニには聞こえてただろうか、そう思ったアルミンはアニの方へ視線を向けたが、元の場所にいなかった。
アニはとっくにステラの元へ行って話し込んでいた。その様子を気遣わしげに見るライナーとベルトルトがいた。
不思議に思ったアルミンだったが、気づいた時にはエレンに腕を掴まれて走り出していた。
「エレン!」
「まだ日は沈んでねぇ!アニの野郎抜けがけしやがって…アルミン、俺らも話に行くぞ!」
初日だと言うのに、訓練兵に群がられてしまったステラは困り果てながらも話をしていた。