Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第14章 指導
「それからさっき話した…」
「ジャン・キルシュタインだな」
「彼の立体機動は良い。正確な状況判断ができる子…、あれは伸びる。
前の訓練でミカサの近くにいた子は……冷静で斬撃が素晴らしかった」
「おそらくアニ・レオンハートだろう。協調性があればいいんだがな」
「彼女、何か目的があるように思えた。気の所為かもしれないですけどね…
明確に目的を持ってここにいる子も見つけましたが」
「エレン・イェーガーのことか?アッカーマンの隣によく居る」
「ええ、その子。……目的が明確な子は強い。故に危険も顧みず挑む傾向があるけれど…それを乗り越えられるような子……」
「君のような者に強いと言われるのは嬉しいことだろうな」
「そうでしょうか…」
「ああ、…他にはいたか?」
「そうですね…私がさっき見ていた2人、…ええと金髪の子と…さっき言ったジャンの隣にいた…」
「アルミン・アルレルトとマルコ・ボットだろう」
「その2人…発想が素晴らしい。どの道が最短か選んでいるような……。
勧誘に来たわけじゃないから本人達には言えませんが。
…彼らが調査兵団に入るのなら1番に私の所に欲しい」
「君に誘われて断るような者はいないだろうな…」