Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第13章 任務
エルヴィンの元にあった資料は、本当にとんでもない量だった。2週間で終わるのかとさえ思う量だった。
しかしステラは、何かをしてないと不安に駆り立てられてしまうため必死に取り組んでいた。
やっと、やっとの事で調査兵団から帰ってきたエルヴィン達を窓の外から見た時、ステラは机の上に整理していた資料を半分くらい吹っ飛ばして部屋から出てしまった。
思い切りリヴァイの腕の中に飛び込んだステラに、(足を引きずっていたが)幹部達は壁外調査後だというのに思わず笑みが零れた。
本来であれば、資料が無ければリヴァイとステラは2人でいるつもりだった。
だがステラの資料の量は頑張らないと終わらなかった為、早く終わらせて一緒にいようとしているうちに2週間はすぐに経ってしまった。
リヴァイも自分の仕事がなければステラの部屋に無理やりでも入っていっていたが、何せイルゼの手紙が見つかったことにより、元の仕事に加えそれに関する仕事が追加されて、こちらも早く終わらせて会いに行こうとしていたらいつの間にか2週間が経っていた。