Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第13章 任務
朝、ステラは調査兵団の見送りをした。
門の前で、ステラはエルヴィン達と話した。
「ステラ、足動かしちゃだめだよ!」
「うん、ハンジさんはじゃぎすぎないでね…」
「そう悲しそうな顔をするな、ステラ」
「そうだぞ、何かお土産でも持ってくるから」
「ミケよ、壁外のお土産なんて巨人くらいだろうが。んなもんハンジしか喜ばねぇ」
「ふふ、お土産かあ、そうだなぁ……
それなら、貴方達がいいな」
「俺達か?」
「うん。命を賭して壁外に出る前にこんなこと言ってはいけないのは分かっている。でも………ここに帰ってきてくれる。それだけで……」
だんだんと声が掠れて縋るように言ったステラを、リヴァイがしっかりと抱きしめた。
「必ず戻ろう………必ず」
エルヴィンはミケと目を合わせ、必ず戻ることをステラに誓った。
ハンジは力強く頭を撫で、抱き寄せてまたぽんぽんと頭を撫で、リヴァイは周りの目も気にせずにステラに唇を重ねた。
門の外に消えていく影を、疼く左足を抑えながらステラは見送った。