Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第13章 任務
「エルヴィンお前……俺はもう既に限界だ。本音を言うならばあいつから離れて壁外に出た時から限界が来ている」
「リヴァイ、私は何も君達を離そうとしている訳じゃない。ステラの足を一刻も早く治すためだ」
「はぁ………………くっそ……」
翌日ステラが訓練兵たちの元へ行くため、部屋に行こうとしたところをエルヴィンに止められたリヴァイは溜まりに溜まった‘色んなモノ’をため息で吐き出した。
「リヴァイ、考えてもみろ」
「何をだ……」
ステラ不足で怒る気にもなれないリヴァイは低く唸るように言った。
「あと1週間もすればステラと会える。
3週間離れていた分一気に吐き出したらお互いいい事もあるだろう、」
「……それが俺らにとって良い事かは分からねぇが、少なくともお前にとっては使える駒2つが自分に対する大きな貢献をしてくれたことでプラスになってることは確かだろうな……」
「よく分かってるじゃないか」
ふ、と笑うエルヴィンにリヴァイは頭を抱えた。
「ステラが足りねぇ……」
「生憎、ここ先1週間お前にも仕事がある……俺の言ったことの意味はステラと会った時に分かるだろう、リヴァイ」