Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第12章 845
「正式に団長に任命された」
混乱が続く中、会議室でエルヴィンが静かに言った。
「キース団長から託された。…そこでだ」
会議室に集められたリヴァイ、ハンジ、ミケ、ステラを見渡してエルヴィンが話した。
「リヴァイ、お前は兵士長として俺の直下につかせる」
「了解だ、お前の判断に従おう」
「ハンジ・ゾエ、ミケ・ザカリアス、そしてステラ・グレース。
お前達は分隊長として隊を率いてもらう」
「了解したよ」「あぁ、了解だ」
「…ステラ?」
ステラは目を伏せて問うた。
「……それは団長命令?それともエルヴィンの我儘?」
「両方だ」
ステラはふわりと笑いながら、力強く言った。
「了解。エルヴィンに従おう」
「やっと終止符が着いたな」
「…なんの?」
「俺の勧誘と君の拒絶の会話さ……また断られると内心焦ったが」
ステラはからからと笑って、隣に座るリヴァイの方を見た。
「立場的にリヴァイが私達の上になるのね」
「そうだな…」
「おい、だからと言って何もそんなの気にする必要ねぇだろ」
「気にしなきゃ、ね?兵士長さん」