Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第11章 ✵やっと︎︎
「んで?リヴァイに愛されまくられてるのかい、ステラ?」
リヴァイと初めて体を重ねた時から何日か経った。
私の髪はもう2年前から切っていなかったため、お尻ほどの長さになってしまっていたから、ちょうどいい長さに切りに街に出ていたのだ。
ハンジさんと、訓練していて出会ったナナバさんと一緒に出かけ、髪を切った後ちょっとした店で飲み交わして(私は紅茶だった)いた時にハンジさんに言われた。
リヴァイはちょうどエルヴィンから話があり、むすっとしながらも朝に熱烈なキスで私を送っていた。
「……私が、リヴァイのことを愛しすぎているかもしれない」
「はは、お似合いじゃないか。お互い自分が壊れそうなくらい愛してて、その愛で相手も壊してしまいそうだなんて。素敵じゃない」
からっと笑ったナナバさんはほんとにイケメンだ、と思う。と同時に、私の心が読まれたかのような回答に驚いてしまった。
「分かるよステラ、あんなに熱烈にリヴァイを見つめていたら流石に気付く」
「そんなに分かりやすいかな……リヴァイに憧れている子達に刺されるかも、私」
「あ~もう、ほんとにお似合いだよ!案外ステラも鈍いねぇ……訓練の時は鋭いのに!」
「…?」
「ハンジが言いたいのはね、もしそうならリヴァイもステラを想っている子達から刺される、ってことだよ…君は自分で自覚してないだけで尊敬の念を送られることが多い」
「そう、そういうこと。熱烈に見ているのはステラだけじゃないってことさ」
赤面して俯く私の頭を撫でたナナバさんとハンジさんは、まったく、私がこのかわいい生き物をもらおうとしていたのに、リヴァイに先を越されちゃったよ、と嘆いていた。