Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第11章 ✵やっと︎︎
翌朝目覚めると、隣にステラがいた。
昔地下街で、俺の肩に頭をもたれて寝た時と同じように、美しく寝ているステラ。__いや、あの時は服を着てたな……
そんなことを考えながら、昨日の夜のことを思い出していた。
____正直、死ぬほど気持ちよかった。
美しく乱れるステラが可愛い以外の何物でもなくて、壊さないように、慎重に、と思っていたのに最後の方はがっついてしまった気がする。何より、長い時間かけてゆっくりと、なんて思っていたのに気持ちよすぎてあまりにも早く出てしまった。
危なかった。中にあのまま出してしまいそうだった。入れた途端に今まで抑え込んだ欲が全て溢れてきそうで、寸前で引き抜いた自分に感心していた。
華奢な腰は折れてしまいそうだが、引き締まった筋肉がこいつが兵士であることを思い出させる。
命ごと全てがあなたのものよ、とふわりと笑いながら言うステラの声が脳に響き、俺は幸せ者だとつくづく思う。
顔にかかる朝日で輝く銀髪をとかしながら、自分でも重いな、と思った。好きな物、とかいうのは大抵すぐに呆気なく飽きてしまうものだ。
だがこいつは違う。
好きなところがひとつ見つかる度にもっと、もっとと強請ってしまう。愛しさが込み上げて、止まることを知らないようだ。いつかこの愛でこいつが壊れてしまうんじゃないか、と思うほどに。
_______「私を壊して」
ふとあの時のステラの言葉が響いた。
あぁ、俺はもうとっくにこいつに壊されている。
1人でくくっ、と笑いながら、俺の腕の中で眠るステラを強く抱き締めた。