Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第11章 ✵やっと︎︎
「っはっ……最高だなその顔……」
どの顔?そう聞こうとしたが息をつくので精一杯だ。
離れてしまった口が寂しい。もう1回して欲しい。
はしたないと思われるだろうか。嫌われないだろうか。
もういっかい、と声に出そうとしたがはぁっ、と吐息しか出なかった。代わりにリヴァイの服の袖をくんっ、と引っ張った。
するとリヴァイは目を光らせて、もう一度私の唇に貪りついた。
今度は最初から舌を入れられて掻き回される。
もう口が離れている時もその動きを思い出してしまうくらいに深く、長く口付けをされる。
するとそのままゆっくりとベッドに倒された。
じゅっ、と1度私の舌を吸ってからゆっくり離れたリヴァイは、余裕のない顔をしていた。
「……抱いていいか」
耳元で低く優しく言われ、それだけでぞくぞくしてしまった。
息があがりながらこく、と頷くとリヴァイの口角が上がった。
「怖かったり痛かったりしたら言えよ……我慢だけはするな」
「ん……」
リヴァイは首に手を這わせ、鎖骨までいくとゆっくりと私のシャツのボタンを外し始めた。
「り、リヴァイ…」
「どうした」
「明かりを「駄目だ。それだけは聞かねぇ」…恥ずかしい…!」
「お前を隅々まで見る為には暗闇じゃだめだろうが」
「……だから駄目だって言ってるのに……っひぁあっ!」
リヴァイはそう言う私の耳をかぷ、と軽く噛んだ。
ぞくぞくぞくっ!と背が震えて、びっくりするほど声が出てしまった。急いで口を手で覆うと、すぐその手を取り払われた。
「聞かせろ…その声たまんねぇ。まさか耳が性感帯とはな…」
「性感帯じゃな……ぅあっ!んや、だめ…、ひぁっ、やぁ、したいれないで、っ」
左耳を指でさわさわと触りながら右耳に舌を入れられる。ありえない程ぞくぞくし、腰が跳ねそうになった。