Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第9章 ✵事件︎︎
「おはようステラ…って、ステラはリヴァイといる時は必ず何かにくるまってるのかい?それよりどうやら邪魔しちゃったみたいだね…!」
「あぁその通りだクソメガネ、…今からって時にお前は何回邪魔すれば気が済むんだ…」
「ハンジさん、…ちがうまだ何もしてない、」
片言になっているステラがかわいいと思ったが、とにかくこのメガネを追い出して続きをしたい。
「リヴァイ、そんなに睨まないでよ~。生憎今日は逃げられないよ、ステラ。君の一番弟子が来てる。壁外調査の前に頼んでた事あったんじゃない?」
「……あった」
「かわいい」
「え?」
「いや違う、とにかくそれを終わらせてからリヴァイと好きなだけいちゃいちゃしな。明日は1日休みだろ?」
頬をふくらませながらあったと認めるステラを前にして、言いたいことより先に可愛い、と出てしまうのは非常に共感できるが、この熱をまた抑えなければならないのかと苛立った。
「リヴァイ、ステラから離れたくないなら一緒について行けばいいじゃないか、上官以外は今日と明日の2日休みだろう」
「ステラは上官じゃねえだろうが…」
「はは、まあね。でも肩書きはなくてももうそういう存在だ。少なくともエルヴィンはそう考えている」
ふとステラが口を開いだ。
「ハンジさん…今何時?」
「ンー…はっきりは分からないけど、君の弟子は1時間くらいは待ってるんじゃないかな」
ステラが悪いことしたなあ、と呟きながら支度し始めたのを見て、俺は折れてステラの訓練について行くことにした。