Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第9章 ✵事件︎︎
「ま、待って、息できな…」
未だ息を切らす目の前の人物に唇を重ねる。顔は火照っており、目も潤みながら必死に息をするステラ。
(……クソ可愛い、)
「ん!んぅ………ぅ……」
「……っはぁ、お前本当に可愛いな」
「はあっ、はぁ………な…に、言ってるの…」
「何だ、照れてるのか…可愛いやつだな」
もう一度口を塞ごうとすると、ステラの手が俺の口を塞ぐ。
「……おい」
「もう……」
「何だ」
「もう、可愛いって言わないで……心臓、痛い…」
「良い事じゃねえか、俺のせいでそうなってんだろ。……第一、今まで言わねぇで我慢してたんだ……こんなんで終わると思うなよ」
「う……私…私死んじゃう、」
耳まで真っ赤にするステラに思わず笑みが零れる。
かなり長い間キスしていると、ふとステラの力が抜けていくのを感じた。
余程疲れていたのだろう、こてんと可愛らしく寝てしまった。
いや可愛いが、俺はこのままお預けか?
また頭を抱えながら、ステラを抱きかかえて眠りについた。