Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第9章 ✵事件︎︎
その後、ステラはハンジに連れられて会議に行った。
無理矢理離れたせいで、余計に体中に巡った熱が引かなかった。
ステラの部屋の窓を開け、風に目を細める。
会議室に乱入してやろうか、と何度も考えるが何とか引き留まる。
頭を抱えながら、キスの後はふはふと息をして縋ってきたステラを思い出して深くため息をついた。
2時間程経っただろうか。ドアノブの鍵が回った。
ベッドから降りドアを開け、腕を引いて思い切りステラを引き寄せる。
「寝てて良かったのに」
肩に顔を押し付けると、ステラが頭を撫でながらそう言うのが聞こえた。
「寝れねぇよ……」
くすくすと笑うステラの後頭部に手を回し、口を重ねた。
突然の事に驚いたステラは待って、と焦っている。
「……2年も待ってんだ、観念しろ」
「それとこれとは、んぅ……ん…」
今までせき止めていた思いが、全て溢れてきそうだ。こいつを壊してしまう程に。
唇を重ねたまま、腰に手を回して抱き上げた。
そのままベッドに連れて行き、ステラに覆い被さる形で思い切り沈み込んだ。
「ん……ぷはぁ!」
長く口を塞いでいたからか、はぁ、はぁと息を切らしている。
「ステラ、」
「ふ……2人で、寝るの?」
「何だ、嫌か」
そう言うとステラは首がちぎれる程に横に振った。
恥ずかしいから、と言うステラに自然と口角が上がる。