第4章 報告書
「まったく、君の報告書は非の打ちどころがないな。」
「まぁな。」
それに比べて、この報告書は…。
コンコン
「入れ。」
「なにかお呼びでしょうか?」
「、この報告書はなんだ?」
「“なんだ?”とは?」
「非の打ちどころがありすぎるよ。」
テキトーな報告書を書いたのは、最近ここに配属されただった。
これではハボックの報告書をとがめる事は出来ない。
「何か問題でも?」
「…はぁ~…。」
そう言えば、何事においても完璧なも文章を書くことは苦手だったな。
「おまえ、よく中央司令部で小言を言われなかったな。」
「しっかりと書きましたので。」
「おまえなぁ…。」
苦手と言うよりも、めんどくさくて書かないだけか。
「大佐、この人だれ?」
「兄さんっ。指さしちゃダメだよ。」
報告書を出しに来た鋼の。
「鋼の錬金術師か。」
「あぁ。」
「私は・。」
「あぁ!村雨の錬金術師っ!!」
「よろしくな。エドワード・エルリック、アルフォンス・エルリック。」
心なしか、嬉しそうなの顔。
私の気の所為か…?
「それよりも、報告書はちゃんと書け。」
「……善処致します。」
報告書
「…エドってかわいいな…。」
そう言えば、こいつは小さい子どもが好きだったな…。