第24章 疲れ
「はー…。」
なるべく、素肌を見ないように着替えさせた。
「、何か食べるものを作ってくるよ。」
「ぅん…。」
洗濯物を抱え、ベッドから離れようとする。
早く離れないと、ハボックの事を悪く言えなくなる。
クイッと引っ張られる感覚。
後ろを見ると、の小さな手がしっかりとジャケットの裾をつかんでいる。
「…?」
「行っちゃ、やだぁ…。」
うぅ…、かわいい……。
「…。何か食べないと、薬も飲めない。そうだろ?」
「でも、やだ…。」
あぁ、理性崩壊…。
ちゅっ
「すぐに戻ってくるよ。」
疲れ
相手は病人。
これ以上はダメだ。我慢しろ。
我慢だ……。