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上司と部下30のお題<ロイ・マスタング>

第25章 あの人からの電話




「中佐、復活っスかー。」
「あぁ、おかげさまで。」
「中佐、お電話です。」
「あぁ。」


風邪で一晩寝込んだ。
やけに都合のいい夢を見た気がする……。


『ぃよぅっ!熱出して寝込んだんだってなぁ。』
「なんで知ってるんだ?」
『オレ様の情報網をなめんなよぉ~。もう平気なのか?』
「あぁ、おかげさまでな。」
『そうか、よかったなぁ~。看病人はロイだって?襲われなかったか?』
「えっ?!いやっ!あのな…っ。」
『やっと襲われたのか?そーか、そーか。』
「いや、別に、おそっ、襲われたりは…。」
『わかった、わかった。じゃ、ロイに代わってくれ。』
「マースッ!本当に何もなかったんだ!!」
『へーへー。』


こいつ…、信じてない…。


「大佐、マースから電話だ。」
「あぁ。」
『ぃよぉう!オレだ。』
「なんだ?私は仕事中なんだが?」
『奇遇だなぁ~。オレもだ。』
「ならば仕事しろ。」
『まぁ、かったいこと言うな。んでよー…。』
「なんだ?」
『の唇の味はどーだったよ。』
「なっ!!!」
『理性持たなかったんだろー?なんだ?最後までやったのか?ん?』
「病人相手だぞ?!」
『ほー。まぁ、やっとって感じだな。』
「うるさい…。」
『士官学校からの片想いだもんなぁ…。長かったな。』
「別に、想いが通じたわけじゃ…。」
『さっさと嫁さんにしてしまえー!!!』
「だまれっ!!!」


ガチャン!!!


「大佐、電話はお静かに。………顔、真っ赤ですよ。」
「中尉…っ。」
「なにがあったかは聞きませんが…、ハボック少尉よりも危険人物になりましたね。」
「………。」




















あの人からの電話
夢の割には、リアルに感触が残ってるんだよな…。




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