第17章 飲み会
「飲み会…?」
「えぇ。中佐の歓迎会がまだでしたので…。」
「飲み会か…。」
「何か不都合でも?」
「……いや。」
がこちらに来てようやく落ち着いた。
バタバタしていて流れに流れていた歓迎会を、今夜行うとのことだ。
「カンパーイ!!」
カチャンとグラスが鳴った。
「悪いな。わざわざ歓迎会なんて…。」
「いいえ。歓迎会と称して、みんな騒ぎたいだけなんですよ。」
「はは。」
そう言いながら、クイッとグラスの中身を飲み干した。
「中佐ー!言い飲みっぷりっすねぇ~!!」
どんどん注がれ、どんどん飲み干す。
「おい。そろそろやめておけ。」
「ん~?」
まずい。
「飲みすぎだ。」
「やらぁ~!!まら飲むぅ~。」
「呂律が回ってないじゃないか。」
「ろいぃ~。」
うるんだ瞳。
紅潮した頬。
舌足らずな声。
「おしゃけ、のむぅ~。」
飲み会
甘ったれた声を出して、上目遣いに私を見るな。