第10章 仕事故の
「あー、くそっ。」
中佐は、女だ。
「てめぇ、いい加減吐きやがれ。」
でも取調室に入ると、男のオレ以上に口が悪くなる。
「手ぇ焼かすんじゃねぇよ!!あぁ?」
ドカッ!!
ついでに言うとガラも悪くなる。
あぁ、取調室の机、新しいのにしなくちゃな…。
セントラルでの噂とは正反対だ。
セントラルでは、取り調べ中も冷静沈着な左官だったと聞く。
ここに来てからだんだん性格が変わってきた…。
と、思ったんだが違ったようだ。
「#NMAE1#は昔からああいう性格だ。口は悪いし態度もでかい。」
どうやら、セントラルでは猫を被っていたようだ。
「中佐…。」
「なんだ?」
「嫁の貰い手いなくなりますよ?」
「この口の悪さでか?」
「まぁ…。」
「しょうがないだろ?女らしかったら、周りにナメられる。特に罪人相手ではな。」
仕事故の
「まぁ、私はすべてひっくるめて愛しているんだがね。」