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家主の憂慮で15のお題<日向ネジ>

第4章 一緒に暮らしてるとはいえ




木の葉の夏は暑い。
特に今年は、記録的な猛暑だ。


となると、この女が騒ぎ出す。


「暑いー!!!!」
「うるさい。暑いと思うから暑いんだ。」
「………やっぱり暑い!!」


うるさい。修行すらまともにできん。


「ネジ、アイス買ってきてー!!」


アイスでも与えれば、少しは静かになるだろうか…?





「あれー?ネジがアイス買うなんて珍しいじゃない。」
「テンテンか…。別にオレが食べるわけじゃない。」
「のためか。にしてもネジをパシリに使うなんて、さすがよねー。」
「使われる身になってみろ。」
「惚れた弱みー?」
「惚れてなどいない。」


ニヤニヤしながらテンテンは帰って行った。


そうだ。
オレはあの女に惚れてなどいない。










一緒に暮らしてるとはいえ
「おまえ!!なんて恰好をしてるんだ!!!!!」
「だって、暑いんだもん。」
「少しは恥じらいというものを知れ!!!」










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