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家主の憂慮で15のお題<日向ネジ>

第10章 居るとうるさい、居ないと気になる




「は?任務?」
「うん。Sランク。」
「…おまえに務まるのか…?」
「務まるとも!!」


は今日からSランク任務。
対してオレは、完全オフ。


も上忍なのだから、Sランク任務を請け負って当たり前なのだが…。
もともとがアレなのだから、大いに不安が残る。


大丈夫だろうか…?


「ネジー?」


確か、スリーマンセルと言っていたな…。
どこの誰だかは知らんが、迷惑をかけてないか…?


「ちょっと、ネジってばー。」


いやいや、いくらでも上忍なんだから、仕事はこなすだろう。


「ネジッ!!反応くらいしなさいよっ!!!」
「うるさいぞ!!!瞑想中は静かにしろと…っ。」
「へ?…?」
「……テンテン…?」
「ふーん。」


しまった。


「瞑想中なのに、の事考えてたんだー。」
「違う!いつも邪魔するのがなだけであって…。」
「そのは、任務でいないもんねー。」


面白いものを見つけたと言わんばかりのテンテンだ。
これは、当分からかわれる。


「ネジの世界が、どんどんの色になってるわね。」
「……不愉快だ。」
「そう?いいことじゃない。」
「どこがだ?」
「気になるんでしょ?が。」
「…それは、否定しないが…。」
「ん。良い傾向、良い傾向。」


テンテンはそう言って、帰って行った。
どこが良い傾向なんだ?
オレの日常が、あいつによって脅かされてるんだぞ?


まぁ、確かに、いつもそばにいるから
いなかったら気になるんだが…。


はっ!


まるで寂しい子みたくなっているぞ…。










居るとうるさい、居ないと気になる
「ゴメン、ネジ。用件もすませず帰るところだったわ。」
「オレは断じて、寂しい子ではない!!」
「ネジ…?」







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