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君がそこにいるならば【進撃の巨人/リヴァイ】

第47章 動き出す過去※


ティアナの様子がおかしい。恐らく夜会について余計なことを吹き込まれたか。とにかくここは冷える。いつからここにいたのか。ティアナを部屋に戻し勝手に茶を淹れ飲むように促す。素直に飲むと少しは落ち着いたらしく、直球でティアナは今回の夜会について聞いてきた。どう答えるか迷ったが現状をそのまま話すとティアナの様子が変わった。

「せっかくのご指名だし参加する」
笑顔は不自然だがティアナはこの判断を覆さないだろう。本当にいいのかと確認するがティアナの答えは変わらない。
「だって、逃げるのはいやになったの。いつまでもアーリアに囚われている二人に怯えるのもいいようにされるのもうんざり。相手がこの世界から消えることを願っているなら抗ってみせる。」
そこまで一気に言ってから申し訳なさそうに兵団に迷惑をかけることを気にしている。

「大丈夫っつたろ。この件に関しては俺もエルヴィンもきな臭いと判断している。危険だがあえて相手の懐に入って黒幕を炙りだす。心配するな、お前には俺が調査兵団がついてる。迷惑だとか検討違いなことは考えなくていい。」
ティアナが現状を知っているなら、下手に隠すのは不安を煽るだけだ。なら、これからについてちゃんと話しておく。
「もしお前がいやなら別の手を打つつもりだが……」
「いえ。十中八九なにかを企んでいると思う。それがディアナならアーリアに囚われて命を奪わないと気が済まないと思ってる。でも大人しく彼女の思い通りにはさせない。もしディートでも許さない」

強い目には相手と向き合う決意が浮かんでいる。
本音を言えば危険な目に合わせたくも行かせたくない。俺がティアナのすべてを守りたい。だがそれでは駄目だ。ティアナ自身がけりをつけるならきっと今だ。俺のエゴでティアナを縛り付けるわけには行かない。

「いいか。一人でなんとかしようなんて考えてるなら俺は縄でくくりつけるぞ」
「いえ。一人でなんとか出来る相手じゃないのは十分身に染みてる。だから身勝手なのは迷惑なのはわかってるけど助けてほしい」
頼まれなくても、俺を筆頭にここの連中はお前を助ける。裏切ることはない。

ティアナの気持ちは固まっている。

「癪だがエルヴィンはもう動いている。早速あいつのとこに行くぞ」

俺たちはエルヴィンの執務室へ向かった。

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