第47章 動き出す過去※
ハンジの突飛な発言にエルヴィンも笑うと更にリヴァイは不機嫌になっていく。
「ふざけんのもいい加減にしろ。こっちは真面目な話ししてんだ。てめぇは出てけ。エルヴィン、お前らも何がおかしいんだ。」
リヴァイを刺激しないよう、笑いをおさえながらエルヴィンは続けた。
「いや、案外有効な手段だと思ってな」
「どういうことだ」
「相手にティアナの顔がわからなければだが、その場合には使える手だな。」
「以前、お前が無理やり連れ出した時の参加者がいたらどうする。そもそも誰をたてるつもりなんだ。」
「確かに以前紹介つきで参加したが女性は化粧で印象が変わるとでも言い訳は出来るさ。代役は少し考えないとな。」
「……万が一知られた場合はどうしますか?失礼に当たりますし、それで先方からの援助打ち切りになってしまう可能性もあります。やはり危険な橋は渡らずにいたほうが最善です。」
「体調が悪くて本人が来れなかったとか、なんとか言いくるめれば?その当たりエルヴィン得意でしょ。」
苦笑いしながらも否定しないエルヴィンにリヴァイが釘を打つ。
「じゃ、ティアナ本人は連れて行かないで話しは決まりだな。」
性急に決定しようとするリヴァイに今は詳しく話せないとエルヴィンは考え、一旦会議の終了を告げ解散した。
※※※
自分が資金について関係しているとはまったく思いもしていないティアナは仕事が終わり、街で同僚の結婚の贈り物をカレンと選んでいた。
贈り物はもらったら嬉しいものを。と見ていくがどうしてもティアナがいいな、と思うものは予算を超えてしまう。
「ちょっとティアナ!予算も考えてよ、いくら自分に素敵なアクセサリー贈ってくれる人がいるからって。もう!」
「えっ」
「は?バレてないと思ってたの?そっちが不思議なんだけど。チラッと見えただけでも良い品だー。いいなぁと思ってたのよ。で、あなたの良い人は誰よ??」
半分茶化しにきているカレンに困って「内緒」と言えばケチと笑われた。
なんだかんだ言い合い、店を何件も梯子してやっと予算内でも納得出来る品を見つけた頃にはだいぶ時間がたってしまった。
時間を多めに見積もって外出届けを出していたので軽く食事をして兵舎に戻る事にした。食事も終えた帰り道、突然声をかけられ後ろを振り向くとエリーさんだった。