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君がそこにいるならば【進撃の巨人/リヴァイ】

第47章 動き出す過去※


いつだって資金を求めている団長たちが慎重になっている理由ははっきりしている。資金援助の名目での夜会の招待状には夜会参加者の名が記されていた。その中にティアナの名前もあった為だ。
なるほど。ここで私の出番ということね。

この夜会と称した資金援助の餌に食いつくか、どうするか。
不審な点があってもほぼ断る事はできない。ティアナについて、それだけが争点と言っていい。

「今までこんな額の資金援助じゃなかったよね?それに条件が細かいなんてね」

「急に変わるのは胡散臭いな」

普段なら資金は多ければ多いほど喜ぶハンジや寡黙なミケですら含みを抱いている。
エルヴィンはあごを組んだ両手の上に乗せ、沈思黙考だ。

そして一番強く反応したのはリヴァイだ。

「胡散臭せぇなんてもんじゃねぇだろ。今までも資金を餌に調査兵団をから人を呼びつけるやつもいたが、大抵はエルヴィンはじめ、一応名が知れた奴が指名されてたはずだ、ティアナなのはどうしてだ」

「相手先の思惑はよくわかりませんがこれだけの資金を得られる機会はそうそうはないですし、ティアナさんは以前にも夜会に出席されてますから安心かと 」

「お前、何か知ってんのか。」
被せるようにリヴァイはエリーの言葉を遮る。その声は凍ったように冷たく今にも噛み付いてきそうだ。
首を傾げ何を言ってるのか、分からないと言う顔でリヴァイを見つめ返す。

「何を?ですか?私はただ以前の経験も踏まえ兵団にとっての最善を考えただけですが……」

それでも冷たい態度を崩さないリヴァイに場の空気が詰まってくる。その空気を壊したのはエルヴィンだった。

「思惑が何にしろ夜会の出席は決定事項だ。」
「待て、エルヴィン」
ハラハラしながら二人の様子を見ていたハンジがパッと明るい声音で言い出す。

「なにがあるかなんて行きゃなきゃわかんだからさ。」
話しを切られたリヴァイがハンジに(恐らく)罵声を浴びせようとする一瞬前にハンジが先手を打って大声でいった。

「影武者を立てればいいんだよ!!」

集まっていた全員が呆気にとられていると、ミケの笑い声が響いた。

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