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君がそこにいるならば【進撃の巨人/リヴァイ】

第44章 新しい仕事と出会いたくない出会い



「相変わらずティアナに関しては余裕がないな、過保護すぎではないか?」

「黙れ。今回の件はお前やハンジが泣き落とししたんだろう」

「人聞きが悪いな、確かに今回は彼女が出席してくれると旨味が増すのは本当だが最終的には彼女も納得しての参加だ」

「最終的に、か。いつも思うがエルヴィン、てめえの口は良く回る。切り落としてぇくらいにな、で。俺があいつにつけないなら誰があいつにつく?」

呆れたように息を吐いてエルヴィンは「それを聞いてどうするというんだ?」という声に当然とばかりに釘を刺しておくだけだ。と答える。エルヴィンが相手を答えればその相手役は不必要な思いをするわけだが答えないとそれもそれで厄介そうだ。「兵団の中で一番害のない人物だ」リヴァイの視線が更に強くなる。降参のジェスチャーでエルヴィンは哀れな男の名を告げた。


____

団長室から退室してまっすぐに自室に戻る。夜会への出席は決めたこと。当日は念には念を入れて仮に顔見知りでもわからないようにしよう。でも今は怒れるリヴァイをなだめるのが最優先だ。

夜遅くに予想通りにリヴァイが来たがどういうことか不機嫌は不機嫌だが夜会については何も言ってはこない。逆に怖いが久々の二人の時間を蒸し返して台無しにはしたくなかったので敢えてその話題には触れなかった。ティアナの知らないところでリヴァイから念には念の釘を刺されて胃がキリキリする人物がいることは後に知ることになる。



※※※※

夜会当日。

エルヴィンの隣にはエリー。
リヴァイの隣には驚くほど別人のスラリとしたハンジ。

そしてティアナの隣は猫背気味なモブリット。


流石に六人全員が乗れる馬車はなくて分かれて会場に向かう。
エルヴィンとエリーはにこやかに優雅な所作でエントランスを抜ける前から人目を引いた。
次のリヴァイとハンジはハンジのみがテンション高めでリヴァイはそんなハンジに辛辣な言葉をかけている。
ティアナは胃の付近を押さえているモブリットが不自然にみえない程度のエスコートで入場した。

会場は割と高級なホテルのワンフロアを貸し切っている。まずは主催者に挨拶をすると注目されている上官達から離れてさりげなく参加者を観察する。

すぐに目当ての二人を見つけた。

二人もティアナに気づいて余所行きの笑顔を見せた。


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