• テキストサイズ

君がそこにいるならば【進撃の巨人/リヴァイ】

第8章 壁外調査





「うわっ!何だよっ!これ!なんにも見えねぇぞ!!」

「煙弾も見えない。まずい音響弾で他の班員と距離を縮めて合流するしかない。」

「…………」

「リヴァイ?」

「この雨と霧じゃ誰がいなくなっても不思議じゃない。」

「おい!リヴァイ!今は生き残る事だけ考えろ!」

「奴が文書ごと食われたら、どうする。」

「お前だって危ねぇんだぞ!それに3人も離れるのは得策じゃない、ここは生きて帰るのを優先するんだ!」

「俺1人でいく。」

「リヴァイ!落ち着け!」

「俺1人とフラゴン達4人とどちらが生存率が高いと思うか。」

イザベルは兄貴分の2人のこれまでにない諍いと巨人、天気と不安で足元から寒気が上がってくる。

「くどい!俺ならやれる!!」

「それは…命令か、リヴァイ」

「命令…?どうしてそうなる。おれは…」


「わかった。お前を信じよう。ここぞという時に決めてくるからな。」信頼を瞳に宿したファーラン

「アニキー!地上の居住権、頼んだぜっ!」手を振りながらリヴァイに手を大きく振るイザベル


遠ざかっていく姿に後ろ髪を引かれながらも、陣形通りなら左斜め前を突っ切ればエルヴィンにたどり着く


_________________

フラゴンが打った音響弾で凡その位置を把握したファーランとイザベルは無事合流した。
フラゴンはリヴァイが見えないのを不審に思った。

「リヴァイはどうした?」

「この霧ではぐれてしまって」

「音響弾は聞こえてるはずだ、まずは離れるな」

______________

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp