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君がそこにいるならば【進撃の巨人/リヴァイ】

第36章 変化※


ハンジやモブリットを含めた食事の席はほぼハンジの独壇場で食べ終わっても相変わらずの熱量で捲し立てるのをモブリットが宥めアイコンタクトで(席をたつなら、今だよ!)とばかりにティアナをチラリと見て、ソッとリヴァイと共に席を離れる。
(モブリットさん、ありがとう!!)
頼れる上司に心の中で感謝の言葉を伝える。

「あいつの話は、クソ長え。」

「あはは、いつもの事だよ。」

「蹴りの一つでもかましておけば良かったな。」

「ダメだって!!暴力は!」

兵舎を出てそれぞれの宿舎に戻り、暗黙の了解の夜を迎える。






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こっそりと女性宿舎を抜け出し少し歩くと、リヴァイが待っていた。

ティアナはそれを嬉しく思い、表情が緩んでしまう。

「今夜は早かったな。」

「うん!リヴァイとできるだけ長く過ごしたいから!」

無邪気に理性を揺さぶるティアナに、リヴァイは心中で頭を抱えた。

そんな男心なんて知りもしないティアナはニコニコとリヴァイを見ては歩いていた。



いつもの場所で少し歌うとティアナは倒木に座るリヴァイの横にちょこんと座り、心配そうな表情を浮かべる。

「ねえ、リヴァイ。本当に何があったの?」

「なんにもねぇよ。」

納得いかない。と表情に出ているティアナの気を反らしたくてリヴァイはティアナの柔らかな唇に軽く触れる。

一度味わえば二度、三度と徐々に長いキスが深まっていく。

まだ息継ぎがうまく出来ないティアナの吐息がリヴァイを悩ませるのにもっと聞きたい。

「ん、ふぁ、あ」

(クソ!何の拷問だ、これは。)

舌を絡め唾液を交わらせ次第に水音が聞こえてきたあたりでリヴァイは唇を離して額をくっつける。
きっとこれ以上は罅が入っている理性は容易く熱情のままにティアナを攫ってしまう。
額に、瞼に両頬に口付け、理性で何とか本能に蓋を強く抑える。


抱きしめた優しい体温を感じているとティアナが、オスオズと耳元に囁く。


「リヴァイ、」

「なんだ。」

「あの、ね。リヴァイ。」

「ん。」

「私リヴァイが大好きだよ。」

「俺もだ。」

「それ、で…私、リヴァイの部屋に行きた、い」

真っ赤になりながらも瞳を真っ直ぐにティアナはリヴァイに伝えた。

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