第2章 おはなし
ーーーー····
「ーーーー」
「ーー」
誰だっけ。
昔出会った事ある
その人は不器用で誤解されがちで
「···ら」
だけど、誰よりもーーーーを
「桜ー、遅刻するわよー」
がばっ
「きゃあ!寝坊したあ!」
どたばた、どんがらがっしゃーん!
「桜ったら、また慌ててる。お前さんも早く食べて!」
「ふわぁ··眠いのぉ··」
「まったく!」
どたばた!
「おはよう、お母さん。お父さん」
「寝坊なんて珍しいわね。夜更かし?」
ぱく
「いたらきまふ。いや··夢見ていた」
ーーーー···
「夢、か。懐かしい響やのぉ」
かちゃかちゃ
「そうね、懐かしい響き」