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【PSYCHO-PASS】名前のない旋律
第8章 楽園の果実
「……スリルによる活力。それは、死と隣り合わせの危険な報酬ですな」
自前の西洋剃刀を取り出した槙島は刃元に人差し指を当てる。
「そうとも。狩りの獲物が手強いほどに、瑞々しい若さが手に入る」
「……そこまで仰せなら、次はとびきりの獲物をご用意出来るかと」
「ほう……」
そして槙島は”次の獲物”の名を口にする。
「……公安局執行官」
「公安局……!」
その、輝かしい肩書きに泉宮寺は嬉しそうに呟いた。
名前は————、
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