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【PSYCHO-PASS】名前のない旋律

第6章 変わらぬ愛の花言葉



「……あなた、いつも一番楽しい場面には付き合わずに帰っちゃうのね」
 入り口の方へ歩いていくグソンに王陵は勿体ないわ、と喋る。王陵に向かって女の声をした彼は、「生憎血生臭いのは苦手なもんでね」と言った。


 一人になった王陵は微笑みながら、弓のような形状をした小型ノコギリを手に持った。




 茜色に空が染まった公園。規制線が張られた奥には”悪戯”のあとが———。


「2件目か……」
 宜野座が言う。隣にいた六合塚が「これが、藤間幸三郎の犯行なら……6件目ですよ」と話した。宜野座の表情は重くなっていた。
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