第2章 変わりなんかじゃない(伊黒小芭内) *
「伊黒のにぃちゃーんまた明日ねー!」
「ああ。今夜も冷えるから
ちゃんと暖かくして寝るんだぞ。」
(さて…帰るか…)
(そういえば東雲、みたらし団子が好き
って言ってたな…
明日会うし…買ってくかな。
…にしても、今夜は本当に寒いな…)
「今の女最高だったなぁー!」
「涙目でプルプル震えちゃって
堪んなかったぜ本当に。」
「いい身体してたよなー
すっげぇ気持ち良かった。」
卑猥な会話をしている男たちとすれ違った。
(…雑魚どもが。気色悪い)
小芭内は和菓子屋へと向かう。