第14章 恋愛事情2(時透無一郎)*
「飛鳥さん!
ちょっと大丈夫ですか!?
流石に飲み過ぎ…って程飲んでませんがもうやめておきましょう!」
『んー、大丈夫だよ〜』
「全然大丈夫じゃありませんから!
迎えも呼んでおきましたのでもうそろそろ外出ましょう!」
『たんじろーくん流石〜!
酔っ払った先輩のためにタクシーまで呼んでくれたの〜』
「もー、しっかりしてくださいって!!
とりあえずここ個室なので僕が会計してするまで横になっててください!」
『は〜い!』
炭治郎はその後レジへ向かった。
「炭治郎、ごめん、大丈夫だった?」
「あ、いや!こっちこそごめん…
凄い酔っ払ってて…」
どうやら迎えの相手が来たようだ。
二人は飛鳥が待つ個室へと向かった。
「………」
「…時透くん、本当にごめん…
飛鳥さんお酒弱いの知ってたからちゃんと見てたんだけど、これだけで酔うなんて思わなくて…」
飛鳥を迎えに来た人物は彼氏である無一郎だった。
酔い潰れて寝ている飛鳥を見て驚いている。
「炭治郎は悪くないよ。」
「…でも飛鳥さん、自分から飲み誘う人じゃないし色々悩んでたみたいで…
だから飛鳥さんのことも責めないであげてほしいんだ…」
「…東雲さん何か言ってた?」
「うん…
でもそれは俺から言えることじゃなかったし、もう一度時透くんから話しを聞いてあげてほしいんだ…」
「分かった…
色々迷惑かけてほんとごめん。」
炭治郎とは入り口で別れ、無一郎は飛鳥をおぶって帰路についた。