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《鬼滅の刃》たくさんの愛を(短編集)

第13章 恋愛事情(時透無一郎)




『時透くんっ…!!!』
そこには凄い剣幕の無一郎が立っていた。
「お前、飛鳥と同じ会社の…」
「飛鳥さんは僕の大切な彼女です。
 彼女から離れてもらえませんか?
 非常に不愉快なので。」
身長180cm超えでモデル並みのルックス無一郎に近づかれ裕司は後退り。
「はっ…、お前こんなデブスのどこがいいんだ?
 目、腐ってんじゃねぇの?」
「…そんな彼女に言い寄ってたのはどこの誰ですか。」
「俺は相手してやろうと思ってただけだよ!
 こいつは俺の元カノだからな!
 俺のこと大好きで仕方なかったんだよ!」
「ふーん…」
無一郎は飛鳥の方へと向き、真っ直ぐ見つめ問いかける。

「彼のこと、今も好きなんですか?」
飛鳥は思い切り首を振る。
『こんな奴と付き合ってたなんて、私の人生で最大の汚点よ…!!
 もう二度と顔も見たくない!』
「だそうですよ。
 さぁ、今すぐ目の前から消えてもらえます?
 次彼女の前に現れたら…どうなるか知りませんよ。」
物凄い顔の無一郎。
飛鳥は普段の彼とのギャップに完全にビビっている様子。
「はっ!
 こんなデブ、こっちから願い下げだ!!」
そう言い残し裕司はその場を去った。

「…東雲さん、大丈夫ですか?
 余計なことを…すみませんでした。」
『ううん、むしろありがとう!
 凄く助かったよ!』
いつも通りの無一郎に戻り、飛鳥は一安心。
そして緊張が一気にほぐれその場に座り込んだ。

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