第12章 光炎万丈(煉獄杏寿郎)*
『…そうなんですけど…』
「まぁ東雲の気持ちも良く分かるぜ。
前みたいな関係に戻りたいんだろ。」
『はい…』
「今は忙しくてすぐには無理かもしれないが、くそ真面目な煉獄のことだ。
あいつも何か考えてるはずだ。
"このままでは良くない…"ってな。
とりあえず今はもう少し耐えろ。
そのときはきっと来る筈だからな!
俺も柱引退して時間があるから何かあったときは頼れ。
一人で溜め込むなよ!」
『天元さん…ありがとうございます…!』
天元は飛鳥の頭をポンポン撫でてその場を去った。
飛鳥は話しを聞いてもらいスッキリした様子だ。
『私も今できることをしよう…!
「あっ、飛鳥さーーーん!」
『炭治郎、伊之助、善逸!
3人してどうしたの??』
「いや、今から僕たち任務で…
でもその前に飛鳥さんの美味しい豚汁とおにぎりが食べたいなぁって…
…迷惑でしたかね…?」
様子を伺う炭治郎。
飛鳥はニコっと笑って答える。
『ううん!大丈夫だよ!
任務前ならたーくさん食べて体力つけなきゃね!
とびきり美味しいの作るねっ!
さぁ、上がって上がって〜!!』
「っしゃー!!!
邪魔するぜ、東雲の姉貴!!」
「おい、伊之助!お前少しは謙虚に…」
3人が来てくれ飛鳥の表情は明るくなった。