• テキストサイズ

《鬼滅の刃》たくさんの愛を(短編集)

第11章 蛇と蛙(伊黒小芭内)*




「でも君の想い人が女性だったとは…
 困ったねぇ…
 女性が相手じゃこの術は解けない…
 まぁ、毎日誰かに抱いてもらうしかないねぇ…
 やっぱり僕に抱かれた方が良かったねぇ…あははは」
「っ、この糞ったれ…!!!」
女性は淫夢に殴りかかろうとするも、笑いながら淫夢は灰となって消えていった。

『…っ、すみませ…ん、、、
 あんな気色悪いこと…言われて…
 気分悪いです…ょ…ね…っ…』
「お前、もういい、喋るな…」
『貴女…、私の、好きな人に、似ているんです…
 だからっ…その、、反応がっ…出てしまってる…だけだと思うのでっ……』
「………」
『…ごめんなさいっ…、私は、暫く動けないのでっ…
 貴女は早く戻ってくださいっ…!
 また鬼が、出てきたら、いけないので……』
「…お前はどうするんだ?
 そんな状態で無事に帰れるのか?
 敵は鬼だけじゃないんだ、そんな姿の女を見たら男が狙いに来るぞ。」
『…はは、大…丈夫ですよぉ…私は…、鬼狩りなので…』
はぁはぁと飛鳥の呼吸はどんどん乱れていく。

「…苦しいだろうが、少し我慢してくれ…」
そう耳元で囁かれ、女性は飛鳥を横抱きにした。

/ 317ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp