第11章 蛇と蛙(伊黒小芭内)*
それから月日が経ち飛鳥は柱となり小芭内の前に現れた。
結局蛇屋敷に帰ることはなかった。
勿論話すこともなかった。
そしてその間にいろんなことがあった…
無限列車編では上弦の参との戦いで杏寿郎が片目を失明, 身体に大きな傷を負い柱を引退した。
遊郭編では天元が上弦の陸との戦いで片目, 片腕を失い同じく柱を引退した。
それでも2人はずっと飛鳥の稽古をしてくれていたのだ。
『お2人の力があったからです!
本当にありがとうございました!
柱になったからにはお2人の分も頑張ります!』
「うむ、非常に心強いな!
みんな東雲に期待している!
俺たちの分も頑張ってくれ!」
「まさかお前が本当に柱まで登り詰めるなんてなぁ…
またいつでも稽古してやるからド派手に暴れてこい!」
『うぅぅ…ありがとうございます…!』