第1章 この気持ち (時透無一郎) *
『あの…霞柱様…
私たちは、両思い…ということで
よろしいのでしょうか…?』
「…うん。」
『私は霞柱様のこと
諦めなくてもいいのでしょうか?』
「うん。」
『…私とっ…恋仲になってくれま…すか…?』
「喜んで。」
『う…嬉しいですっ…!
ずっと…ずっと好きでした。
貴方のこと…考えなかった日は
一度もありません。大好きです…
心から…愛してます』
飛鳥は無一郎にそっと口づけをする。
「…たくさん酷いことをしてごめん。
辛い思いをさせてごめんなさい。
僕も…愛してるよ、飛鳥。」
2人は深い口づけをする。
それは…お互いを求めるかのように。