第10章 赤いキク(時透無一郎)*
『ん〜美味しかった!!
私時透くんの卵焼き大好き!
3年前と変わらず美味しかった!
ごちそうさまでした!』
「飛鳥は本当に美味しそうに食べてくれるね〜
でも痩せたよね?ちゃんと食べてるの?」
『いやー、1人だと食べなくてもいいやってときが多くて…
やっぱ1人じゃ駄目だね…』
「そっか…それじゃあまた食べにおいでよ!
いつでも大歓迎だからさ。」
『うん…!ありがとう!』
「…それで本題なんだけど…」
『うん……』
「飛鳥は不死川さんが好きなの?」
『ううん!それは違う!
実弥さんは面倒見のいいお兄ちゃんって感じ!
さっきのもただの事故で…!?』
(か…身体が変…!熱い……!何…?)