第1章 この気持ち (時透無一郎) *
『はぁっ…はぁっ…』
「…そんなに気持ち良かった?」
飛鳥は顔を赤くさせ涙目で無一郎を睨む。
「そんな顔したって無駄だよ…
逆効果だって分からないの?」
そう言って今度は飛鳥の胸元に顔を埋め
ちゅっと吸い始めた。
『っ………!』
飛鳥の白い肌には所々赤くなっていく。
「…綺麗な白い肌だね。美味しそう…」
そう言って飛鳥が着ていた隊服を脱がせ、
自分も脱ぎ始めた。
細いのにしっかり鍛えられた身体に
思わず釘付けになってしまう。
また、戦いの証であろう傷もたくさんあった。
「…そんなに僕の身体好きなの?」
『違っ………』
そして無一郎は再び深い口づけを
飛鳥にしていく。
『んぁ…あっ…ふ…』
「その色っぽい声と顔…
僕以外の男の前でしてほしくないな…」
そう言って無一郎はカチャカチャと
ベルトを外し始める。