第8章 キレイナモノ(時透無一郎)*
「飛鳥っ…好き…愛してるよ…」
『わっ…たしもっ…愛してますっ…!…』
ぐちゅぢゅっぢゅぢゅ……
無一郎の腰の動きが一層速くなる。
『むいちろっ…さぁ……!
わたし…もおっ……ああああ…』
「僕もだよ…!あぁっ……」
無一郎は飛鳥の最奥に欲望を吐き出す。
2人同時に達したのだーー…
「…飛鳥、ごめん…
無理矢理な感じになっちゃった…」
彼は心の底から後悔と反省をしているようだった。
そんな姿を見て飛鳥は思わず微笑んだ。
『大丈夫ですよ…!
結局は両思いだったじゃないですか。』
「…ナカに出してしまったし…
今日って危険日だった…?
ってそれはワザとだったんだけど…」
『え?』
「既成事実を作って、飛鳥を
僕のモノにしたいんだ。
だから、もし孕んだとしたら
ちゃんと責任取らせてほしい。」
『………』
「飛鳥、結婚してほしい。」