第8章 キレイナモノ(時透無一郎)*
『無一郎さん!?なんでここに…』
「不死川さんが教えてくれたから
迎えに来た。
…胡蝶さん、飛鳥は帰っても
大丈夫ですよね?」
「大丈夫ですよ。
ただ、まだ足は安静にしていて
頂きたいので歩いて帰るのは
遠慮して頂きたいですが…」
「大丈夫です、おんぶするので。」
『えっ!!
前もやってもらって2回目は
流石に申し訳ないです…』
「悪いとか思わなくていいから。
それとも僕の背中じゃ嫌?
不死川さんみたく広い方が安心する?」
『いえ!そうじゃないです…!』
「それじゃあ帰るよ。
胡蝶さん、ありがとうございました。」
「…時透さん。
飛鳥さんはまだ完全に
元気な訳ではないですからね。
お手柔らかに、お願いしますね…」
しのぶは意味ありげに無一郎に言うのであった。