第8章 キレイナモノ(時透無一郎)*
「もー、、、」
ぷりぷりと頬を膨らます恋柱の甘露寺蜜璃。
「あっ!それでね、飛鳥ちゃん
今日これから時間あるかしら?
伊黒さんとご飯行こうって話しをしてて
よかったら飛鳥ちゃんも
どうかなぁって思って!!」
『あー、ごめんなさい…
今日は今から家族のお墓参りなんです…』
「そっかぁー。残念!」
『また次のとき是非ご一緒させてください!』
(それに、伊黒さんは蜜璃さんと
2人っきりがいいに決まってるし
もし私も一緒に行ったら凄い剣幕で
見てきそう、、、)
「うんっ!じゃあまた次のときね!
時透くんも一緒にね♩」
そう言って蜜璃は去って行った。
『それじゃあ、無一郎さん、
私はこの辺でっ!』
「うん。
…今日これから雨降るみたいだから
気をつけてね。」
『はいっ!
ありがとうございます!
無一郎さんも、ゆっくり休んで
くださいね!!』
飛鳥は家族が眠るお墓へと急いだ。