第7章 きっかけ(冨岡義勇)
〜合コン当日〜
相手は他校の2つ上の高3男子4人組。
「みんな可愛いーね!
あれ、飛鳥ちゃんどうしたの?
緊張してるの?」
『あ、いや……』
「ちょっと、童磨くん!
飛鳥にあんまりぐいぐい
しないでよね!
この子男苦手なんだから!」
「あ、そうなの?ごめんねー!」
『いえ……』
飛鳥が苦手な雰囲気だ。
早々にこんなとこ来るんじゃなかったと後悔していた。
「この子最近失恋したばかりでね…
出会いがあればいいなと思って
連れてきたの。
だから軽い男はパスね!」
『ちょ、梅…!
私のことはどうでもいいからっ!』
「そうなの?こんな純粋そうで可愛いのに〜!
あ、じゃあ俺とライン交換…」
『すみません、ちょっとお手洗い
行ってきます!!』
飛鳥は慌てるように部屋を出て行った。
「もう!そういうのが駄目だって!
飛鳥には幸せになって
もらいたいんだからー!!」
「ごめんって!
でも飛鳥ちゃんいいよなー
俺、ああいう男慣れしてない感じの子
好きだなー、、、
狙っちゃおうかな♩」
「バカ!あんたじゃ無理よっ」
「梅ちゃんキッツイなあー!」