第6章 傷口に砂糖を(伊黒小芭内)*
〜翌朝〜
『義勇っ…!
昨日は本当にごめんね…!
そしてありがとう!!
義勇にはほんといつも助けて
もらってばかりで、、、』
「何言ってるんだ。
そんなこと気にするな。
それより身体はもう大丈夫なのか?」
『うん!おかげさまでもう元気!
それでね、お礼に鮭大根作ってきたんだけど
よかったら食べて!』
「お前の美味いんだよな。サンキュー。」
仲良さそうに登校してる2人。
「ねぇ、東雲さんって冨岡さんと
付き合ってるのかな…?」
「あれ?でも伊黒さんと付き合ってるよね?」
「あー、なんか別れたらしいよ。」
「えっ!そうなの?!」
「それにしても、なんで東雲さんって
次々とイケメンと付き合えるんだろー…」
「確かにね〜
正直もっと可愛い人いるのにね。
伊黒さんも冨岡さんもモテるし
いろんな人に告白されて…」
「どけ。」
「ひぇっ!!伊黒さん!
すみません、、、」
そんな会話を後ろで聞いていた小芭内は物凄く機嫌が悪い。
彼女たちを睨みながら学校へ向かって行った。