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《鬼滅の刃》たくさんの愛を(短編集)

第6章 傷口に砂糖を(伊黒小芭内)*




「お前…小芭内と別れたのか…?」
『…他に好きな人がいるみたい。
 だから大人しく身を引くことにしたよ!
 元々私なんかじゃ釣り合ってなかったし』
「あれだけ好きって言ってたのに…
 本当にそれでいいのか?」
『…惨めになるだけだか…ら…』
「あ、おい!飛鳥…!!」
飛鳥はその場に倒れた。

ザワザワ…
義勇は濡れたまま飛鳥を横抱きし保健室へ向かっていた。
「冨岡さん…と、え、飛鳥?!
 どうしたんですか!」
「炭治郎、栗花落に伝言だ。
 飛鳥は貧血で倒れたから
 一度保健室へ行ってそのまま送ってく。
 そう伝えてくれ。」
「は…はい…!」
炭治郎は冨岡の圧に何も聞かなかった。

飛鳥を探していた伊黒が2人を見つける。
「冨…岡…」
「…伊黒、あとで話しがある。」
「…分かった。」

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