第6章 傷口に砂糖を(伊黒小芭内)*
「ねぇ、飛鳥!
伊黒先輩と付き合うことになったの?」
『カナヲおはよう〜
うん…ダメ元で告白したらOKで…』
「凄いじゃない!おめでとう!
1年の頃から好きだったもんね…」
『ありがとう…!
でももう昨日一緒に帰ったことが
すぐ広まって…朝からいろんな人に
睨まれたよ、、、』
「あ〜…だろうね…
伊黒先輩めっちゃモテるし…
今まで誰一人と噂になったことないのに
急にだからね…
飛鳥気をつけてね!
何かあったら言ってね!」
『カナヲありがとう…!』
カナヲは私の親友。
そして伊黒先輩の後輩。
彼女の腕前もなかなかだ。
時期エースとも言われている。
「カナヲ、飛鳥おはよう!」
「炭治郎!」
『炭治郎おはよう!
…あれ、また伊之助と善逸は遅刻?』
彼は竈門炭治郎。
サッカー部のエースでカナヲの彼氏。
私たちは同級生だ。
とにかく優しくて友達想いのいい奴。
「そうなんだよ…
あいつら今月で5回目なんだよな〜。
前世もきっとこんな感じ
だったんだろうな!」
そう言って笑う炭治郎。