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【ONEPIECE】恵風は海を渡る【エース】

第40章 風の呼ぶ声






 「……え」


 耳元をすり抜けた風を追うように振り返る。
 手摺の向こう側に光を受け輝く金色の髪が見えた気がした。


 「………」


 暫し見つめ、水琴は深く礼をする。
 そして今度は振り返らずに船内へと戻っていった。










 海の遥か頭上を海鳥が飛ぶ。
 風を受け、力強く空を打ちどこまでも。
 どこまでも。



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