第2章 GF ハウス
no-side
「やっぱ違ぇな。あの4人は」
「あのレベルが一度に4人・・・ハウス史上初だって」
「あ〜〜、そりゃママも喜ぶわ・・・自慢の子。勉強も運動も異様に飛び抜けてるもんな」
「そうね」
なんて会話をしているのは10歳のギルダ、そして9際のナットだ
そうこのハウスではあの4人を超える者はいない
このハウスに暮らすものは4人をそれぞれこう言う
「中でも断トツの頭脳を持つ天才ノーマン。
その天才と唯一互角に渡り合える博識で知恵者のレイ。
バツグンの運動神経と驚異的学習能力で常に他3人を追随するエマ。
そして、あのノーマン・レイとも渡り合える程の学力と推理力を持ち、エマにも劣らない運動神経を持つオールラウンダーなヒナタ」
そう、ハウスにいる兄弟達はみんな4人のことをこう言う
「マジ何食ったらああなるんだよ!!」
「食べてる物は同じよ♡きっと私達とは神経系の出来が違うんだわ」
「要するにバケモンなんだよ。施設が生んだバケモン!だが常人には常人の戦い方がある、見てな!」
なんて言ってるのはギルだと同じく10歳のドン
そんなドンの出したリベンジは
「次ノーマン以外全員『鬼』ってのはどうよ!」
ここにいるみんなが思っただろう
(((((せこっ・・・!!)))))
「いいよ。捕まらないから」
そんな提案にも笑顔でサラリと答えるノーマン
「言ったな〜、後悔すんなよ。最後絶対捕まえようぜコニー!」
「うん」
ドンと一緒にいる可愛らしいうさぎのぬいぐるみを抱えた6歳のコニー
そう、今日はコニーがこの施設で暮らす最後の日なのだ