• テキストサイズ

GFのもう1人のフルスコア【約ネバ】

第2章 GF ハウス


なんて、可愛い兄弟達は言ってくれる
エマとノーマンはともかく私はそんな過大評価されるような人じゃない

どうせ、今頃ノーマンがエマを追いかけている頃
今回は逃げ切れるかな?



「また捕まっちゃった〜〜っ」

どうやら今回もエマは逃げきれなかったらしい
まぁエマ、ノーマンより早いけど鬼ごっこじゃ勝てたことないもんね

「あれ、てかヒナタはどこ?まさかまだ森の中なの!?」

「あぁ、ヒナタなら・・・」

そう言いながらノーマンがこちらに来る

「その木の上だよ、エマ」

「えっ、えぇぇぇぇぇえ!!」

「あちゃ〜、バレたか・・・・・・。レイ、あと何分?」

「あと・・・・・・5分」

「よしっ!いくよ、ノーマン!」

私は勢いよく木から飛び降り、森に向かって走り出す
もちろん、そんな私を追いかけるノーマン

ノーマンはとても強い
私だってエマ程ではないけど運動はノーマンよりも出来る
だけど、ノーマンは頭が強い、ハンパない
ノーマンのやっている鬼ごっこはまさに戦略を競う遊び
そしてそんなノーマンに勝つには裏の裏を書くことが必要

そして、今回は・・・・・・・・・




「あ〜あ、残念!あと少しだったのに!」

「僕も焦ったよ。実際、捕まえた時は残り1分だったし」

「今回は行けると思ったんだけどなぁ」

私達はみんなのいる所に戻りながら話す
そう、ノーマンの言う通りまさか枯葉に滑って転けるなんて誰が想像するだろう

戻ってくればどうやら、木の下ではレイが戦略について説明しているらしい

「・・・・・・・・・鬼ごっこが?」

「少なくともこいつらがやってんのはそういう遊び」

「「そこが鬼ごっこの面白さでしょ?」」

「な?だから強いんだよ」

「────で当然レイにもあるんだ。"戦略"ってヤツが」

「あるどころかレイとヒナタは僕なんかよりずっと策士だよ」

「オイ、買いかぶんな」

「ノーマンとレイには負けるよ・・・・・・。事実今日だって負けたし」

「ヒナタがあそこで転けなきゃ逃げ切れてたと思うよ?」

「ほんとう〜?」

なんて話しているとエマは持ち前の学習能力で今の話を自分のものにしていく

「敵の策を読む・・・か・・・」

そんなエマを見守るかのように見る私達
/ 9ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp